11/27 Booknook vol.1に参加します&凪あすと新刊の話

11/27にピクトスクエアで開催されるbooknook vol.1に参加します。

詳細はこんな感じ

  • 日時:2022年11月27日 00:00 〜 23:50
  • 会場:pictSQUARE
  • 参加費:一般無料/サークル参加550円
  • サークル名:と、どこか。(同人サークル名義)

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同人サークル名義で、メインの頒布物は凪あすのイラスト本です。
嘘日記の再販もします。それぞれ告知ページで部数の目安のためのアンケートをやっているので、もしよければご協力お願いします。

凪あす本アンケート

嘘日記再販アンケート

以下、私と凪あすと新刊の話。

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好きなキャラの話をしていいか?

ツイッターのタグで好きな男性を言うというものがあり、気軽にやろうと思ったらどんどん 気持ちの悪いツイートになっていったのでここで話すことにする。

好きなキャラクターを上げていくと、以下のようになる。

  • ジェイド・カーティス【テイルズオブジアビス】
  • 黄山紅牡丹(ファンシャン・ホンムータン)【紅茶王子】
  • 山本【オッドタクシー】
  • トレイ・クローバー【ツイステ】

往々にして自身が使うべき口調を心得ていて、わざとそれを使っているようなキャラクターが好きだ。 ジェイドも紅牡丹は昔馴染みや部下以外にはすべて敬語であるし、山本もよく敬語を使う。 トレイクローバーは敬語キャラではないが、「人当たりのいい口調」をわざと使っているような堅苦しさを感じていて好きだ。

全員「キャラ付け」という膜を一枚被っており、自身の感情の発露を避けている。 周りに「本当は何を考えているのか分からない」と思われてそうでいい。 本人は「本当は何を考えているのかなんてどうでもいいだろう」と考えているともっといいと思う。

素直に自身の感情を発露する人間は人懐っこかったり、人との交流に積極的であるから社交的であるとされることが多い。 一方、本心を明かさない人間は「本当に仲良くなる」ことができず、社交的、とはまた別のところに置かれる。 多くの物語で、本心を語らないという習性は改善すべきものとされ、物語終盤で感情を発露する流れになることは多い。

私は上記のようなキャラクターが感情を発露することでしか得られない栄養も大好きなので、 このような展開を唾棄すべきものだとは思っていない。そのうえでもなお、本心を語らない人間が 本心を語らないことで得られる栄養について話したいと思う。

感情発露に話を持って行くためによく使われるのは、「自分が傷つくのが怖いから本心を話さないのだ」 という論法である。それももちろんあるが、本心を話すことで傷つける人間がおり、 それによって相手が自分に対する態度を変える可能性の方が高い。態度を変えられた結果で懸念されるのは 「傷つく」ことではなく、「自身の快適な社会生活が阻害される」ということが多分にあるように感じる。 そこまで含めて考えて、自身の優先順位が「本心を伝えること」よりも「快適な社会生活を持続させること」 が高いから本心を伝えないという選択肢をとりそう、ということを、上記のキャラクターの内では特に ジェイド・カーティスやトレイ・クローバーに感じている。

本心を伝えないことはしばしば、周りに自身を都合よく解釈され、搾取されることと表裏一体である。 そのような場合は優先順位が入れ替わる。というよりも、本心を伝えないことで社会生活が阻害されているため、 本心を伝えること社会生活を快適にすることが繋がり、感情の発露という展開へつながる。

ジェイドとトレイの好きなところは、この優先順位を意地でも保とうと尽力しているところである。 少なくとも私にはそう見える。自身は腹黒い人間であると、相手を傷つけ、利用する人間であると最初に表明する。 ジェイドは言葉の端々に皮肉をにじませ、トレイは素直な後輩たちを利用しめんどくさい作業を押し付ける。 しかし基本的に人当たりはよく、冗談を言うことで「癖のある人間だが、関わりたくないほどではない」と認知させる。 その用意周到さがとても好きだ。自身の立ち位置を理解し、その場で自分にとっての都合のよさと現状の問題解決と の最大公約数をとって発言する。それは時折、「素直に感情を発露する」ということよりも、社交的、 すなわち社会で生きることに自覚的なのではないかと思う。

山本と紅牡丹は、基本的には優先順位を崩さずいたいが、ふとしたことで容易に搾取され得るような危うさがある。 このことを考えると、優先順位を崩さないでいられること、というよりも、そのような優先順位を持っているように 見える人間が好きなのかもしれない。素直なれる/なれないではなく、感情に素直になるのか、快適さに素直になる のかという側面で、両方を意識したうえで後者を選ぶ、選びたいと思っている人間というか。

口調はそういったものの姿勢を示す重要な要素であると思う。常体を選ぶのか、敬体を選ぶのか。 「~だろ」のような粗雑な物言いをするのか。「~じゃない?」のような軟らかい言い方をするのか。 常体部門では後者が好きだ。こちらも一枚膜を張っているような感じがある。free!の渚くんや 凪のあすからの伊佐木要くん、ツイステのケイトくんなどがそうだ。強く見せる方面の膜よりも、 弱く見せて油断させておこう、みたいな膜が好きかもしれない。そのような、人間関係の有利不利の バランスに目を配っているような振る舞いに、何とも言えない魅力を感じる。

最近は、トレイ・クローバーが腹が立つ瞬間のことを考えている。 例えば、「マジでフツーの男だな」とレオナ先輩に言われた瞬間とか。

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