掃除で体を温める

10月くらいからコミティアに向けての執筆期間に入り、それから割と、私にしては人生初めてくらいのレベルで、当社比こまめに掃除をしている。

掃除、といってもそれはもはや生活だろ、みたいなものも入っている。食器を30時間以上放置しないとか、机の上にティッシュくずがないようにするとか。

出したら出しっぱなし、使ったら使いっぱなしの生活をし続けていたため、基本的に視界に使用済みのティッシュくずはあったし、意識もしてなかったからフローリングの上に埃があることには基本気づかなかった。

娯楽の一つにはてなブログを読むことが加わった話は以前したが、その中で「部屋のなかを”巣”にしない」という考え方が書かれていたものがあった。それを読んだことによって、私は部屋を掃除するタイミングがつかめるようになった。

基本的に散らかって汚い部屋には、「掃除をするタイミング」というものが存在しない。だってずっと散らかっているから、右肩下がりになる感覚がない。常に低空飛行だ。だけれども「現状が”巣”かどうか」というのは私にとってはいい物差しだった。

使いっぱなしの道具(再度すぐに使うことが可能)が放置されているのは”巣”ではないが、ティッシュくずは”巣”だし、放置されている食器の量が二食分を超え始めたら”巣”だと思う。そんな感じで読んだ後周りを見渡したら見事に”巣”だったので、よっこらせと片付けて、以降”巣”だなと思ったら片付けるようにしている。ティーカップやポットもこまめに処理するようになった。

家を”巣”から”部屋”にしていったら、私はノートやレターセット、文房具、本など、それなりの量のものを一日に出し入れしていることに気が付いた。頻繁に使うが、なんせ量が多すぎるため、放置していたらあっという間に”巣”になってしまう。だから小さい段ボールに種類ごとに分け、今は対応している。しばらく、ほんとうにしばらくしたら棚が届くはずである。無事に届きますように。

そして本棚を見渡したらこれまた”巣”だったので、未読のものが前になるように入れ替えた。アレクサにしかつないでない延長コードはタップがいくつももあるものだったから、別のものにつないで配線を整理した。間接照明も買ってみたら、夜本を読んだり日記を書いたりするのがぐんと楽になった。

部屋のマネジメントが楽しいという話になってきているが、この季節一番助かるのは、「”巣”にしない」というレベルの掃除であっても体が温まる程度にはなるということだ。なんだかぼんやり眠い時、私は”巣”を”部屋”に戻す作業に入る。放置された部屋を開ければきんと冷たい空気が目覚めの助けを行うし、体を動かせばポカポカしてくる。なんだか頭も回ってきて、こうやってブログを書くところまで持ってきてくれる。

今日は立体のまま残っていた段ボールをすべて解体した。部屋の隅に広がりができた。

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