実家から出て、ポータブルCDプレイヤーを失ってから、曲をじっくり聴くということががくんと減った。
以前は、CDを購入したら、歌詞カードを開いてそれを眺めながら曲を聴き、アルバム一つ分そらんじられるレベルになるまで繰り返し繰り返し聴いていた。学校でCDが聴けないときも、歌詞カードをファイルに入れて学校に持ち込み、休み時間にはそれを熟読していた。
サブスクで曲を聴くようになって、曲のタイトルが覚えられなくなった。歌詞カードに代わるような、歌詞を映し出す機能はあるが、それを使うことはあまり多くない。
音楽は通り過ぎるようになった。一つのアルバムが終わったら、アプリが選んだ別の曲が流れ始め、止まることなく流れている。画面を見ないで曲を聴いているから、いいなと思った一節が、どの曲のものなのかもう分からない。
音楽が自分を語ってくれている、なんてことはほんとはない、ことは分かっているけれど。音楽を通して新たな自分を知ること、ずっとそばにいた感情が見えるようになることってあるような気がする。それがうれしくて歌詞カードをよれよれにしていた自分がまだ自分の中にいる。ということをすごく久しぶりに思い出したので。
好きな曲を教えてほしい。なるべくたくさん。洋楽でも邦楽でも。記事の最後のweb拍手ボタンからメッセージが送れるので、もしよければそこからお願いします。
ゆっくり、何回も聴いて、歌詞を調べて、書き写したりして、聴いてみたいと思うので。
特に参考にしなくていいけれど、私の好きな曲を並べておきます。
さようなら/矢野顕子
ハッカシロップ/日食なつこ
馬鹿騒ぎはもう終わり/amazarashi
ヘッドフォンチルドレン/THE BACK HORN
CO LO s NA/ZOC
ひとりごと/BUMP OF CHIKEN
ベツニ君とキライちゃん/石風呂
グータラ節/ジェニーハイ
アイシンクアンシン/若干P
ナイトフィッシングイズグッド/サカナクション