毛むくじゃらの指でスマホをタップする。

複数アカウントをもつことが、いつから当たり前になったのだろうか。

或る時のTwitterには、「規制」というものがあった。いわゆる「ツイ廃」と呼ばれる人たちが、一定時間に大量にツイートしすぎたせいで、一時的にツイートできなくなることだ。

複数アカウントというものは、そんなとき、すなわち、規制されてもまだつぶやいていたいときのために作られたのが始まりだったように感じる。

いつしか、用途別にTwitterアカウントを使い分けるというスタイルが浸透し始めて、もはや複数アカウントを持っていないひとのほうが珍しくなった。様々なツイートは今や表示数すらも意識せざるを得ない状態になり、数を打つものではなくなったので、「規制用アカウント」なんてものは見なくなった。

リプツリーでつなげるなんてことも、前はなかった。漫画はピクシブやほかのサイトに飛ぶものだった。もしくは、twipicに上げられていた。リプツリーが出始めたあたりに、そのツリーの縦棒をアイコン内に組み込んで、ペアアイコン風にしていた人たちのことを、私はまだ覚えている。

たくさんのbotもほとんどなくなっていった。なりきりアカウントも。「おはよう」とつぶやけば好きなキャラクターから「おはよう」とリプライが来ていたことがあったのだ。柳レンジでチンbotが時刻を知らせていたことを覚えている人はどのくらいいるのだろう。

一人一人にコンテンツが必要になった。このアカウントはどういうアカウントなのか、ということを示す必要性が上がっていった。「その人」目当てでなく、「その人が出すコンテンツ」目当てでフォローする人が増えて、ジャンル移動で大量にリムーブされる流れというのも、実は最初から顕在化していたことではないのだ。

連携アプリも、whotwiくらいしか知らなかった。誰がどういう人をフォローしているのか、どういうツイッタラーなのか、そういうことを調べるものしかなかった。

ツイッタラーという言葉も最近のものだ。

フォローやRT、いいねも審査してから行うものになった。既読いいねの通知がめちゃめちゃ来ることなんてなくなった。実はいいね(当時はふぁぼ)は、はじめはそのツイートの時系列順に並んでおり、いいね順には見られなかったのだ。

Twitterは変わっていくし、私も変わっていった。

自分で情報を調べなくなった。人が見て面白かったというものばかり観たり読んだりしている。話題にならなければ自分のところに流れてこないので、触れることがない。そんな様子になってしまった。本屋にもしばらく行っていない。

待ってれば流れてくる情報を口を開けて吸い取っているだけのインターネットモンスター。そんな人たちにうまくヒットするべくアカウントを分けたりなんだりしていた人たちが凍結されて行っている。

別に昔が居心地最高だったわけではないけれど、自分がどんどん怠惰なインターネットモンスターになっていくことには気づいてきている。

私の指先から、けもののにおいがしてくる。

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揚げ物と音楽としつこくノートの話、よいお年を!

「よいお年を」ということを言いかけるたびに、「実は意味が分かってないな…」と思い始めて使わない、という時期がやってきた。私はしばらく「お年」を「一年」のことだと思っており、年末だけに使うなんて変なの、と思っていた。

あれには続きがあって、「よいお年をお迎えください。」というものらしい。「お年」というのは「新年」という意味で、要するに年越し~元日が楽しくあれ、ということか…という認識にさっきググってようやっとなった。

よいお年を迎える前に、一記事にするほど気合を入れて書くほどのことでもないことを詰め込んで2022年最後の記事にしようと思う。


揚げ物の話を以前したが、またおいしい揚げ物が見つかったので共有する。

セブンの「皮付きポテト(ガーリック&ペッパー味)」と、「ななチキレッド」がおいしい。10年前くらいのセブンの皮つきポテトは大きすぎて芯が残っていたりしていた印象があるが、ほくほくで味もしっかりついており、かといってガーリックが強すぎるということもない。ほっくり食べられるフライドポテトである。

「ななチキレッド」もおいしい。ほぼ旨辛揚げ鳥の味である。プレーンのななチキは私はあまり好みではないのだが、ななチキレッドは味がしっかりついていておいしい。

また、バーガーキングのポテトとハンバーガーがおいしい。渋谷に行くといつも混んでいる店ということで私の中で有名なバーガーキングだが、こないだついに行くことができた。

まずバーガーの野菜が甘くてみずみずしい。野菜の味がしっかりするバーガーを久しく食べていなかったので、びっくりした。まさかハンバーガーを食べてトマトの甘みを感じることができるとは…。少しだけ入っているケチャップも絶妙な酸味だった。

そしてポテト!マックのフライドポテトよりは太くケンタッキーのフライドポテトよりはやや細いくらいである。サクサク食べられるポテトの最大の太さだといえよう。そして、その太さで出せる最大のほくほく感が実現されている。

ポテトといえば細くカリカリしたものにはほくほく感を期待せずむしゃむしゃ食べ、太くほくほくしたものはもそもそゆっくり食べる形になる、と考えていたのだが、バーガーキングのフライドポテトはサクサクどんどん食べられつつ、ほくほく感も味わえる優れものである。

バーガーキングのいいところはそこだけではない。クアアイナなどで出されるような牛肉がしっかりバーガーはたいてい大きく、セットで頼んだら1,000円を超えてしまうことが多いのだが、バーガーキングはバーガーのジュニアサイズというものが用意されている。ジュニアサイズのセットは650円以下で、かなりお手頃である。クアアイナのハンバーガーをもう少し小さくしてちょっと安くしてくれ…という私の欲望を的確に満たしてくれている。ありがとうありがとう…。クアアイナと同じくらい牛肉味がしっかり出されているので、ジュニアサイズでも満足感は十分である。これが、バーガーキング…。

来年も引き続きおいしいジャンクフードを食べていきたい。おすすめのものがあったら教えていただきたい。


音楽サブスクとしてSpotifyを使用している。Spotifyは年末にどんな曲をどんな頻度で聞いたかなどの「まとめ」を作成してくれる。私の一年は以下のようなものであったようだ。

Spotifyの総再生時間

近年音楽サービスだけではなくポッドキャストサービスも充実してきており、たいていradikoかSpotifyを再生していた五年だった。

一番聴いた曲

特にティグランハマシアンの「an ancient observer」を聴いていた。スリープタイマー機能を使って、夜寝る前にかけていた時期もあった。

よく聴いていた曲

そのことがよくわかる結果になっている。

よく聴いたアーティスト

面白かったのは、ティグランハマシアンのリスナーの上位0.5%に入っているということである。多分、ティグランハマシアンのファンはサブスクではなくCDやレコードなどで彼の曲を聴くのだろう。

よく聴いたアーティスト

今年新発見したアーティストといえばティグランハマシアンと七尾旅人だろう。七尾旅人は最新アルバム「long voyage」の「停泊」が特に気に入っている。面白い曲が多くていい。


ノートの話しすぎだろ、と思うがまたノートの話をする。

以前言及したなんでもノートにやるべきことやりたいこと創作の予定などもすべて記入していたのだが、少しだけ今は分割している。

美篶堂ペーパーバックノート

二次創作のアイデアメモと趣味の本を読んだ時のメモ用ノートに美篶堂のノートを買ってみた。万年筆でも裏写りがなく、ブルーイッシュな白なのでインクの発色が鋭く出る。

いろは出版 スタディープランナー

やることリストを書くのをこのノートに任せることにした。夜に次の日やりたいことを書くのはMDノートで、朝このノートを開いて清書し、タスク消化をしていく日々を送っている。難点とすれば綴じ部分を考慮したマージンが用意されていないため、ノド付近は書きこみにくい。リングノートタイプのほうがいいのかもしれないが、リングノートに苦手意識があるのでひとまずこれを使っていく。

神戸派計画のもろもろとkakuno

また、ノートを調べていくうちに気になっていた神戸派計画のもろもろを買ってみた。ノートは2,000円~3,000円ととても気軽な値段ではないのだが、好奇心に負けてしまった…。まあ、クリスマスプレゼントなので…。

買ったのはグラフィーロスクエア・グラフィーロ style 横罫・CIROである。まだほとんど使えてないので感想は後で。あと上述のスタディープランナーの記入欄が少し小さいので極細のkakunoも購入してみた。こちらの使い心地はそこそこいい。

来年もノート文房具ライフを楽しんでいきたい。明日EDiTの手帳をおろすのが楽しみだ…!付箋やシール、ハンコなども効果的に使っていけたら楽しいかもしれない。


サイトを始めた時はどのような人が来るのか、そもそも人が来るのか、寂しくなってしまうのか、管理が続くのか…などなどすべてが未知数だったが、来てくださる方がそこそこいらっしゃり、本当に感動しています。

わたしも少なくとも今年は創作をし続けていたおかげで更新が長期間止まることもなく、楽しく過ごすことができています。本当にありがとうございます。

来年はさらにサイトに重点を置いて、人とつながるインターネット以外に自分の場所を持てれば楽しいかな、と思っています。寝言とかも積極的に使っていきたいです。


洞軒もたまに人が来てくれているおかげで、今年は畳まなくて済みそうです。たまに来てつぶやいてみてください。


さて、では、年末お手紙リクエスト企画、本日が締め切りになります。もしなにか年の瀬に私に声を掛けてくださる場合は、よろしくお願いいたします。


ではみなさま、よいお年をお迎えください。

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物事を言語化すること

以前お題箱で、物事を言語化することについて、気を付けていることやコツなどがあるか、という質問をいただいた。 ツイートや日記を読んでいただいたうえで、なにか気にしてもらっていたらしい。ありがたい。

ツイートのリプツリーで当時返信をしたのだが、そのあと割とすぐにツイートを全削除してしまったので、つらつらとここに書いていこうと思う。

 

  物事を言語化することがうまい、と言われることはたまにある。「よくそんなに言葉が出てくるね」とか、「たとえが的確」だとか言葉をいただくことがある。 だが、これはなんというか、とにかくおしゃべりであるということが原因の中心にあるような気がする。打つ球が非常に多くて、あまりに些末なものが多いのであるが、そのうちヒットしたものだけ相手が憶えている、という感覚があり、それは実態に近いのではないかと思う。一球入魂タイプでないことは確かだ。バズったことは一度もないが、バズったツイートがその人の代表作・性格を表すツイートになる、というような…。

また、私は10年以上SNSをやっている。文字で打ったことだけがその人の持っている思想だと受け取られる世界に、ROM専期間を持たずに10年以上いたのだ。SNSではほとんど「言語化」を伴った営みでしか相手とコミュニケーションをとることができない。そこには会釈や目が合った時の笑顔は存在しない。最近は「いいね」が慕わしさを示すニュアンスを持ちつつあるが、実際に話した時に相手が返答はせずともうなずいてくれるという現象と等価であるとは言えない。SNS上でコミュニケーションするということを少なからず目的にしていれば、言語化という営みをせざるを得ない。そこに10年以上もいれば、試行回数の多さは言わずもがな、ということになる。

かといって、答えが「半年ROMれ」ならぬ「10年SNSやれ」ではあまりにそっけないので、言語化に関する自分語りを中心としながら気を付けていることを話すことにする。  

 

初めて「思ってることが伝わらない」と感じたのは、保育所にいたころだったと思う。いまだに適切な言葉が見つからないのだが、当時、明確な対象がないにもかかわらず恐怖を感じるときがあった。より一般的な言葉でいうなら、「胸騒ぎ」的なものなのだと思う。「漠然とした不安」というものでもよいかもしれない。しかし、当時の私にとって恐怖や不安はなにか対象があって起こるもので、ただただすわりが悪い感情になっていた。熱があるわけでも体の調子が悪いわけでもなく、泣くほどでもない。これをどのように周りに伝えたらいいのかわからなかった。

当時の私はひたすらに「気持ちが怖い」という言葉を使っていた。周りの大人たちは「何かが怖いの?」「不安ってこと?」「悲しいの?」と聞いてくれたが、そのどれも当てはまらず、両者ともに困惑する時間が流れていた。

ここで私が強く感じたのは、「不便」ということだ。意思疎通ができなければ自分の不調を相手に知らせることも難しい。そうすると、悲しいのか不安なのかわからないじりじりとした感情のまま、自分が喜ぶことを想定されて出された話題にこたえなければならなかったりする。自分の今のかたちを相手に伝えておかないと、相手の思うかたちに自分が合わせなくてはならなくなる。それはすごくエネルギーを使う。思っていることが伝わらないのは、すごく不便だ。

ここの肝は、伝えさえすればどうにかなる、と思っているところにある。周りの大人たちが自分の状態に合う言葉を探そうとしてくれたのも影響しているかもしれない。当時はしっくりいく言葉が見つからず、結果として「そんなこと言われてもわかんないよ」といわれてしまったが、他の点、例えばシンプルな体調不良を伝える場面などでは、大人は問題なく対応してくれた。だから、問題は伝えられなかったことで、伝わる形で出しさえすればよい方向へ向かうだろう、と今でも思っている節がある。

 

そこからかなり飛んでインターネット世界の話になる。使い始めはちょいちょい言い方について指摘をいただいたことがある。例えば、長時間かけて絵を完成させた人の「完成させました!!!やった~!」という投稿に対して、「お疲れ様です!」と返信したところ、今で言う空中リプライで「仕事じゃないから、お疲れ様です、よりはやりましたね~とかすごい!とかのほうがいいな」みたいな指摘をもらった。

当時の私は「お疲れ様です」が万能の言葉だと思っていて、とにかく何かをやり遂げた人にはそれを使っていた。要はあまり意味をよく考えて使っていなかったのである。その返信も条件反射的に打ったものだった。

不思議なもので、そういうずれはきちんと察知されるのだ、と思う。そのずれを察知しながらも、悪意はないということを知っていてくれたからこそ、そのような指摘を優しめに頂けたのだ。今となってはどこで何をしているかわからないamebaのフォロワーさん、本当にありがとう。

この辺から、返信はただもらってもうれしいものではなくて、内容に即したものである必要があると理解し始めた。「とりあえず」送っているものは「とりあえず」だと察知される。自分が相手の投稿をどんな風に読み取り、何を思って、何を伝えたくて返信をするのか、ということをきちんと考えたほうがいいのだろう、だってこれはコミュニケーションなんだから、と考えるようになった。

 

  類例としてTwitterに移ったのち、本の感想を「小説がうまい…」と表現し、その後「小説がうまくなるプロセスが具体的に想像できない、小説がうまいってすごい」みたいな感想をつぶやいたところ、RTされて「そうだろうか?」みたいな空中リプライをもらったり、「うまいかどうかより好きかどうかが問題では」という空中リプライをもらったことがあった。

「そんな話はしておらず、ただ文章の巧みさに感動し、おもしろかったし好きだ」という話なのだが、これは完全に私の言葉足らずで起こっている現象である。感想自体が問題なのではなく、なぜそう思ったのか、その後ろにどういう背景があるのか、ということを一切述べずにツイートしてしまっているため、「主語がでかい」という現象が起こってしまっている。完全に私一人の感想なのであるが、主語がでかいために周りの人間も自分が適用されている話だと思ってしまう。なるべく背景を述べ、主語を自分にして、小さい個人の話にすることが大切だということもだんだんわかってきた。

重要なのは、感情に正当性はない、ということである。そして、その感情に対して、他者が何か言う権利はもともとない。当時の私は「小説のことをうまいって言っちゃいけないんだ」と一度思いかけたが、それは問題の根源ではない。主語を大きくして他者にも適用される考えのように述べてしまったことが問題であり、小さい個人を主語にして個人の鑑賞体験の記述にすれば、周りも他者のものだとして受け取れるのである。  

 

こんなような経験から、しいて言うなら以下のことに気を付けている。

  • 根拠をとにかく述べる
  • 冗長になることを恐れない
  • 修正をいとわない

なぜそう感じたのか、なぜその言葉を選んだのか、根拠を明示することは重要だ。言葉の意味は明確に決定されていない。人によってニュアンスが異なる。では、誤解を生むことが多い言葉を避けていく、とすれば、使える言葉が限られてしまう。重要なのは、「自分はこういう意味で、こういうつもりでこの言葉を使っています」と相手に示すことである。絵を描き上げた人に「お疲れ様です」ということ自体は問題ではないのだ。問題なのは、私が、描き上げるまでのエネルギー消費に敬意を表したいのか、出来上がったことのうれしさに同調したいのか、ということである。ここで、自分の伝えたい感情と、使用する言葉に向き合うことになる。「何を伝えたくて」「どのような意味で」「どの言葉を使うのか」、この道筋ができていれば、誤解を生む幅が狭くなり、「物事の言語化」の達成に近くなるのではないかと思う。

そのようにすると、どうしても冗長になる。140字ぎりぎりか、少しはみ出してしまうかもしれない。しかし、Twitterには以前はなかったリプツリーというシステムがある。つなげれば長い話もできる。どんどんつなげていこう。短く収めた結果誤解を生んで言語化が怖くなるよりも、そっちのほうが全然いいと思うのだ。

そして、どんどん修正してしまおう。ツイートは削除できる。とりあえず長くつらつらつぶやいた後に、無駄をそぎをとしてツイートしなおすのもありだ。シンプルな一球入魂にはあこがれるが、私はとてもそれができたためしがない。

  とにかく言語化には考慮事項が多くエネルギーがいるかもしれない。私は「周りに発散したい」「相手に伝えたい」というおおよそ自分本位な感情がそれらのエネルギーを厭う感情よりも大きいのでこれを繰り返しているが、「そこまでして伝えたいことはない」という場合は、特にやる必要はないのだと思う。私はこれらの考慮事項その他をスキップして言語化ができているわけではなく、ただ、「相手に感情を伝えたい」という自分本位な思いがそれらよりもすごく大きいだけなのである。

ことばに関する指摘はへこむことも多いが、適切ではなかったのは使い方であって、言葉それ自体や感情ではない、と思うようにしている。使い方を間違った自分を責めることも、あまりしたくない。コミュニケーション不全は修正によって改善できる、と、私はどこかで信じている。

年末お手紙&リクエスト企画実施中です!

みなさんの私への言葉、まってます!

クリスマスネットプリントしてます

  • ローソン・ファミマ:はがき
  • ユーザー番号: AAPTQ27RQ6
  • 登録名: merikuri.jpg
  • 有効期限: 2022/12/27 16時頃
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イベントありがとうございました&近況

Booknook vol.1 が終了しました。

2022年6月に初めて同人即売会に出展し、それに引き続き初のオンラインイベント出展であった。

出展自体は初めてであったが、以前一般参加したことがあり、会場の回り方などは大体わかっていたので、楽しかった。

自分の知らないところで様々な方が活動しているということを知れるのはいい機会で、勝手な仲間意識も生まれる。スペースでお話してくださった方もおり、楽しかった。

気づいたことがいくつかある。自分をまったく知らない、そして本も手に取れない状況では、どのような創作をしているのかもう少しわかりやすく、何なら最初の数ページを配布展示するくらいのほうがよかっただろう。せっかく告知ページを作ったのだし、それを有効活用するべきだった。頒布場所というより、「知ってもらう場所」としての展示づくりがうまくなかったかもしれない。

サークル主「その人」のことを良く知れる展示がとてもありがたかった。特に「このような姿勢で創作をやっています」という展示や、「おすすめの本まとめてみました」という展示が面白かった。今後も読もう、活動を追いたい、という気持ちになる。今回は凪あす本をメインに打ち出すつもりだったので創作や私自身のことは手薄になっていたが、次は手書き日記まとめ展示などやってみても面白いかもしれない。また、これらの展示は総じてフォントや字間や配置が巧みで、製品のように文字が読みやすかったのが刺激になった。「読みやすさ」というものをもう少し考えてもいいのかもしれない。

また、知らないジャンルのことをよく知れる展示もありがたかった。いわゆる「布教シート」というものだが、実際取り組むかどうかは別として、基礎知識を踏まえたうえで作品を見られるのはありがたい。

配布ペーパーは一般参加者としても手軽にDLできるし、それの内容が興味深いともっと活動を追いたくなる。そして、なんとなくだが、PDF配布という形もいいような気がする。個人の気分として、ブラウザ上でURLを踏んでちらっと見るよりも、データとして残ったものを開く、というほうが受け取った感覚がある。この感覚は覚えておきたい。

本イベントは後夜祭タグ「#本隙1127後夜祭」というものがあり、そこで参加者が活動場所を教えてくれていたりする。ちらほらと個人サイトを運営している方もいて、RSS登録をさせていただいた。手厚いイベントだ。

余談だが、いまだに「ブックノック」と読むのか「ブックヌック」と読むのかがわかっていない。調べてもいない。

通販情報

凪あすイラスト本「あのこについて聞かせてください。」 at booth ※年内発送は12月中旬まで

 

嘘日記「なんにもない日々」at アリスブックス

よろしくお願いいたします。

成果報告

頒布物以外にこんなこともやっていたよ、というもの。

自己紹介ページ

一応「わたし」について知れる展示物として作成したものである。

今回はテンプレートを使用せず、自分でhtmlを打ち込んで作成してみた(各種プログラムは借りたものである)。

アイコンをfontawesomeからリンクして表示する、トップへ戻るボタンを作成する、インラインブロックをつかって画像を横に並べるなど…結構頑張ったので見てほしい。ちなみに、「みたよ」ボタンはイベント途中に思いついて追加した。

簡単な操作方法の確認としてドットインストールの無料プログラムを受講した。たいそうわかりやすいので、本業が落ち着いたら会費を払って勉強したい。

ネットプリント

ネットプリント、やってみたいと思いつつ、何度見返しても印刷するほど丁寧に描かれた絵がなかったのでやってこなかった。そんな状況の中募集したところ、人生で初めてリクエストを頂けたのでやってみた。今でも印刷できます。

  • 印刷可能店舗:ファミリーマート・ローソン
  • ユーザー番号: AAPTQ27RQ6
  • 登録名: tokete.jpg
  • 有効期限: 2022/12/05 10時頃
  • 推奨サイズ:L版 フチあり

もし興味があればやってみてください。

近況だが、大変に具合が悪い。蕁麻疹ののち不眠になり、不眠ののち傾眠状態になり、いま体を垂直に保つのが難しい状態である。昼間はまるで頭が働かず、大変困っている。運動をしてみようとフィットボクシングをつけても、体が重くふらふらとしてパンチを打つのも難しい。困った困った。

また、イベントの話とも少し絡みがあるのだが、個人サイトを持っている、ということは閲覧者として大変ありがたいな、と思うなどしていた。ピクシブなりTwitterなりは、どうしても実態を持つアカウントとしてフォローをしなければいけない。それは何らかの文脈をまったく生まないかもしれないが、生む可能性もある。同じイベントに参加した、という些細な仲間意識から相手の活動を追いたいと思った時、「フォロー」という形態を持たない個人サイトというものは、大変ありがたく思う。ポイピクが次点でありがたいが、ポイピクをメインの活動場所としている方はそう多くないだろう。匿名フォロー、というのだろうか、そういったことがやりやすい媒体ができるといい。

媒体の話になったので少し。以前紹介した小規模つぶやきサイト洞軒だが、現在もちらほらつぶやかれている。アカウント申請をする人はほとんどおらず、基本的に「通りすがり」としてつぶやく、掲示板的なものになっている。Twitterの移行先、にするのは難しいかもしれないが、少し覗いてみて言っていただけると嬉しい。

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個人サイトの作り方|作成全過程記録

初めに

本記事は、小渕リツ子が運営している個人サイトの作成過程を備忘録代わり&個人サイトおすすめ用に記録するものである。

目次

対象ホームページ

ホームページ概要

  • サーバー:スターサーバー
  • 言及システム:HTML/WordPress

ものすごく簡単な用語解説(確証なし)

  • HTML:ホームページのデータファイルの形式の一つ。絵をかいてjpg形式にしてインターネットに画像をアップロードするように、情報を入れて中身を作った後にhtml形式にしてアップロードする。専用の書き方があり、それを覚える必要がある。
  • WordPress:ものすごく機能が豊富なブログサービス。はてなブログやFC2,amebaブログなどはいわゆる「ブログ記事」を載せる専用の形式しか存在しないが、WordPressはそのほかに「固定ページ」を作る機能があって、それのおかげで、固定ページでイラストや小説を載せ、ブログページでブログ記事を更新する、ということができる。また、RSS配信も自動でついてくるなど、便利なサービスである。筆者のブログページはwordpressを使用している。固定ページサンプル→免責事項

①個人サイトの作り方についての記事・書籍を読む

私はツイッターで見かけた素敵な絵を描かれる方が「個人サイトいいよ」という記事ののちに簡単な作り方の記事を上げてくださっており、それを読んだのがきっかけで個人サイトを整備しようという気持ちになった。しかし、詳細な作り方はわからなかったため、インターネットの集合知に頼って作り方を調べることにした。

参考サイト

最初の挫折ポイントとして、「『地味でシンプルな作成ハウツー記事』が存在しないOR検索除けをしておりグーグル検索では見つかりにくい」というものがある。私は正直、「どんどんpvを稼ごう!」というようながつがつした記事特有の書き方が苦手である。やたら長いタイトルとかも。しかし、SEO対策など、検索に引っ掛かりやすくするためにはこのような手段をとるのが王道のようで、たいていの親切なハウツー記事は、親切だからこそ、このような文体になる。
複数窓で記事をあっちこっち行くのが手間で、またそのようながつがつしたタイトルを見るのもげんなりするため、書籍を購入することにした。

参考書籍

  • 個人サイトを作ろう! テンプレートですぐできる!すぐに身につく!HTML&CSS


こちらは、上記のサイト「do」の管理人さんが執筆したもので、内容としては、「do」において記事化されているものが、より基礎から、親切に、がつがつした文体を脱いで、まとめて書かれている。私はこの本をもとにほぼすべての工程を終えた。HTMLやCSSのやや複雑なコマンドは検索をして補完する形をとった。こちらのいいところは、pv数を稼ぐのが目的ではない「個人サイト」を作成することを前提に書かれているため、ビジネス寄りながつがつした文体がないことである。索引も存在し、目次も豊富であるため、わからないところはすぐに引ける辞書的な役割も果たしてくれる。

②レンタルサーバーを選ぶ・契約する

ホームページの中身は、データファイルである。「個人サイト」自体は究極サーバーを借りずとも作成できるのであるが、その場合、自分のPCないしUSBなどの外部メモリを使用しなければ見ることはできない。すなわち、インターネットの海に流すことができないのである。

ここが挫折ポイント2となるだろう。サーバーを借りる、借りなければ公開できない、というのが、pixivやTwitterなどのプラットフォームに慣れていると感覚的に納得しにくい。しかし、まあpixivもTwitterもアカウントを作成しなければ作品を発表できないわけで、そのアカウントづくり、と考えてみることにした。

では、契約するレンタルサーバーを選ぼう。ここ挫折ポイント3だ。なぜならさまざまなレンタルサーバーサイトの印象が「がつがつしている」だからだ。「がつがつしてるって何?全然普通じゃん」って思っている人はまじで個人サイト作ったりコーディングしたりする適性が高いと思うので読み飛ばしてください。
そういうがつがつしたものを練り歩くのが嫌だったので、わたしは最初のきっかけとなった記事の書き手さんが使用しているスターサーバーのライトプランに契約した。大胆にも複数年契約である(そのほうが月額比でやすくなるので)。しかし、その後もうちょっと考慮しといたほうがよかったなってことがあったので、ここに書いておく。

スターサーバーライトプランの概要

  • 容量(どのくらいのデータを上げられるか):160GB
  • ドメイン(違うURL母体のサイトをどのぐらい作れるか):50個
  • 無料ドメイン(スターサーバーオリジナルの無料ドメインをどれだけ使えるか):3個
  • wordpress使用:可
  • MySQL5データベース(wordpressをいくつのドメインに対して使えるか):1個

プラン一覧|レンタルサーバー【スターサーバー】

太字の部分について簡単に解説していく。

ドメイン数・無料ドメイン数

ドメインとは、「〇〇〇.com」の〇〇〇の部分の文字列のことを言う。ホームページのデータを入れるフォルダーの名前と考えるとわかりやすいと思う。インターネットの海にサーバーに乗って漕ぎ出し、ドメインという形で場所をとって、そのフォルダーの中にホームページのデータを入れるとインターネットにホームページを公開できるという仕組みだと私はとらえている。
自分のパソコンやUSBであれば、フォルダーの名前は勝手につけられるが、それは自分がパソコン・USBを買っており、ほかに使う人がいないからである。多くの人が自分のデータを公開するインターネットでは、ドメインの名前はかぶってはいけないし、場所を借りるにもお金がかかる。
スターサーバーのライトプランのドメイン:50個というのは、利用者がそれぞれ借りたドメインを50個までなら置くスペースを確保できますよ、ということだ。ドメインを50個くれるということではないことに注意されたい。

で、ドメインを取得する話である。これは、ほかの人が使ってない文字列であれば年額50~1000円くらいで契約できる。ここ挫折ポイント5。サーバーも借りたのにまた契約か…となるのである。そこで、私は無料ドメインを使用することにした。

スターサーバーは「ネットオウルのドメイン」というものを提供している。そこでドメインを借りると、「好きな文字列.指定の文字列.jp」という形でドメインをとることができる。

https://nitonzepo.sometime.jp/

https://kozeniand.folder.jp/

この場合、「nitonzepo」「kozeniand」が好きな文字列、「sometime」「folder」が指定の文字列である。スターサーバーライトプランでは、このような形で無料ドメインを3個まで取得できる。

違うサイトを作りたい場合は別のドメインをとらなくてはならないのか?

上記で、私は創作サイトと同人サイトで別のドメインをとっていることがわかるだろう。これは当時なんとなく違うURL文字列のほうがいいと思ってそのようにしたのだが、ホームページファイルをアップロードする場所が分けられるという利点があり、やはり別のドメインをとってよかった、と思っている。
ドメイン名をフォルダー名ととらえなおすと、同じドメインに複数のサイトのファイルが存在することで、やや混乱する可能性がある。
ただ、上記の内容はあくまでこのような形で無料ドメインを使用する場合に限る。契約をして独自ドメインを取得すると、サブドメインというものが設定できるため、1つのドメインを契約して、サブドメインを使うことで、複数のサイトを運営できる。

サブドメイン

独自ドメインを取得すること、サブドメインに関する利点はdoの以下の記事にまとまっている。サブドメインに関するところを引用する。

サブドメインを使えば別のサイトも運用できる

独自ドメインを取得すると、そのドメインのサブドメインも利用できるようになります。

サブドメインとは、例えば「sample.com」というドメインを取得した場合、「aaa.sample.com」とか「bbb.sample.com」のように、本来のドメインの前にさらに好きな文字列を付け足したもののことです

当サイトでは「gt-gt.org」という独自ドメインのサブドメイン、「do.gt-gt.org」を利用しています。さらに、EASELデモサイトは「easel.gt-gt.org」、WordPressサイト制作支援メディアACTでは「wp.gt-gt.org」というサブドメインを利用しています。

 ドメインが異なるサイトをいくつも運営していると、サイトごとに別のサーバーを利用しているように見えますが、実はこれらのサイトは全て同じサーバーで運営しています。ひとつのサーバーに対していくつものサブドメインを関連づけることができるのも、独自ドメインの魅力です。

運営しているサイトごとにサブドメインを割り振れば、それぞれのサイトが独立しているように見えて、オンリーワン感が強まるのでおススメです。

独自ドメインを個人の創作・同人サイトで使うメリットとオススメ取得サービス

このように、ドメイン名は制作者にかかわる独自のものにして、サブドメイン名をサイト名にする、という手法があるようである。

スターサーバーライトプランだと、実質無料で作れるサイトは3個まで

上述の通り、スターサーバーライトプランで取得できる無料ドメインは3個であり、それらのドメインにサブドメインを作ることはできないため、URLが異なるサイトは3個までしか作れない。ジャンルごとにサイトを分けたい人などは、独自ドメインの取得を考えてみてもいいだろう。

MySQL5の数=Wordpressが使用できるドメイン数

wordpressが使えるし、ドメインも複数個とれるんだから、すべてのサイトでwordpressが使えるのかな、と思うとそうではない。詳しくないのでここは特に私独自のとらえ方だが、この、MySQL5データベースの数は、すなわち、wordpressが使用できるドメインの数である。したがって、スターサーバーライトプランでは、一つのドメインにしかwordpressを使用できない。
はじめ、すべてのサイトをwordpressで作る気満々でネットオウルのドメインを取得してしまった私は、ここが挫折ポイント6となった。創作サイトと同人サイトのどちらをwordpressにするか悩んだ末、HTMLを勉強し、そこではカバーできなかったブログだけwordpressを使用するため、創作サイトのドメインにwordpressをインストールし、リンクを両方のサイトにつなげるという形をとった。

これは確証がないが、もしかしたら独自ドメインを取得してサブドメインでサイトを分ける使用にすれば、すべてのサイトでWordpressを使用できるのかもしれない。やっている方がいたら教えてほしい。

その他考慮すべき点

  • 成人向け表現の規制の度合い
  • 同人表現の規制の度合い
  • SSL設定(https://にできるかどうか)
  • .htaccess(リダイレクト機能)が使えるか
  • cgi(てがろぐなどのシステム)が使えるか

予算に合わせて好きなものを選ぶといいと思う。

気になっているレンタルサーバーサービス

  • 同人・創作サイト専用レンタルサーバー「WitchServer」

    二次創作・R18制限に関して規制がない。これはサーバー単位で規制はしないというもので、実際訴えられたからといってこれを盾にできるわけではないのだが、こういった明言がなされているサーバーは少ない。また、サブドメインが無制限というところから、無料で複数個URLの異なるサイトが作れるのだと考えられる。データベース(MariaDB)数も無制限というところから、wordpressも複数ドメインに読み込めるのだろうか?5GBという容量が値段の割にかなり少ないため、その点ちょっと予算との兼ね合いがある。

  • やや割高だがサービス充実「さくらのレンタルサーバ」スタンダードプラン

    年齢制限表現に関する規制の明言がある。WordPressのデータベースも50個ということで、複数のサイトでWordPressが使え、またモリサワのwebフォントが使用できる。しかし、無料独自ドメインが2つのみであり、異なるURLのサイトは2(+1)つしか作れない。月額換算420円~など、やや高額であるところも難点だ。ちなみに、さくらサーバのスタンダードプラン月額換算128円~だと、WordPressが使えない。悩みどころである。

  • その他参考サイト

わたしはサーバーをあんま考えずに契約してしまったのだが(しかも複数年)、結構大事なので慎重に選ぼう。

③サイトを作ってみる:使うシステムを選ぶ

まあWordPressを使うかHTMLを使うかをきめる、ということである。

筆者の管理するサイトは、以下のような形になっている。

  • 創作サイト:基本HTML/ブログのみwordpress
  • 同人サイト:HTML

全部HTMLorWordPressにしないのはなぜ?

なぜ統一しないのか、という点については、以下の理由がある。

  • wordpressが複数ドメインで使えなかったから
  • wordpressが少し使いにくいから
  • ブログをHTMLで作成するのが難しかったから
  • HTMLだと、ページごとにデザインを変えられるから

一つ目に関してはすでに述べたので言及しない。

WordPressは使いにくい?

便利なサービスであるのだが、便利だからこそコマコマとしたところが気になってしまう。以下のような点が気になる。

  • 英語での使用が前提となっていることが多く、翻訳調であったり、翻訳機能を使う必要がある。
  • サイトデザインを決定する「テーマ」が膨大かつ、おしゃれすぎており、個人サイトのようなこじんまりとしたものに向いているものが少ない。
  • それぞれの機能に関する有料プランへの広告が頻繁に来る。

のようなものである。おしゃれで洗練されたサイトを作りたければ向いているのだと思う。ここで本記事を通して使う謎用語を使うが、wordpressは全体的にテンションががつがつしているような気がして、気後れする部分が大きい。

ブログをHTMLで作れなかった

厳密に言うと、ブログ記事自体を作成するのは結構簡単にできるのだが、「カテゴリ別」「月別」アーカイブの作り方がわからなかった…。WordPress他ブログサービスでは、多分その記事に記載されているカテゴリーのリンクをポンと押せば同じカテゴリーの記事が並ぶのだが、あれってどうやるんだろう…「ブログ HTML 作り方」で検索してもめぼしい記事が出てこないので、私の旅は続く…。

ページごとにデザインが変えられるHTML

おそらく、WordPressでは基本的に一つのサイトで一つのデザインを使うことが前提とされている。だから、このページはこのテーマ、このページはこのテーマ、と変えるのは難しい。不可能ではないらしいが、たぶん王道の使い方として想定はされていないだろう。
しかし、HTMLでは、それぞれのファイルに記載された内容を反映するだけなので、別のCSSと連携させたデータをアップロードすれば、デザインが違うページを同じサイトに共存させることができる。

例:創作サイトの基本デザイン

 

例:創作サイトの新刊告知ページ

こういうところはHTMLの利点といえる。いいとこどり、というか、できないところ補い、という形で、わたしはHTMLとWordPressの両方を使用している。

④サイトを作る:作り方を読む(再)

作り方を読む。私は大体冒頭に示した書籍を頭から読んだ。

⑤サイトを作る:テンプレートを探す

各サイトの仕様テンプレートは以下の通り

  • 創作サイト:上記書籍の特典テンプレ―ト「BASIC」
  • 同人サイト:peta2
  • ブログ:write → Adventurous
  • booknook告知サイト:Simple slider

だいたい「do」に頼りっきりである。HTMLファイルの中にどこをいじったらどう変化するかという説明が逐一書かれていて使いやすいイメージ。上記書籍は特典テンプレートに沿った解説も載っていたので、それに従っていじっていた。


こんなテンプレートのまとめサイトが存在する。選んでみても楽しいかも。

⑥サイトを作る:中身をつくる

HTMLファイルを編集してひたすらコンテンツを作る。創作サイトのコンテンツは以下の通り。

  • 創作サイト「にとんぜぽ」
    • トップページ
      • メインビジュアル
      • サイトタイトル・概要・注意事項
      • 更新履歴
      • 展示物内容
      • リンク
      • 自己紹介
      • サイドバー:サイトマップ
    • イラストページ
      • 創作絵
      • キャラ化の絵
      • TRPGの立ち絵
    • 読み物ページ
      • 嘘日記
      • 書き物:小説・手書き日記
    • プライバシーポリシー
    • 問い合わせ

使用ソフト・導入プログラム

  • VScode

    HTML/CSS/js/htaccessが編集できるソフト。無料。追加プラグインでプレビュー機能あり。

  • fuwaimg

    本サイトで画像が画面遷移せず拡大表示できるのはこれのおかげ。もう少し大きくなってほしい。

  • いいねボタン改

    ぽちっと押せるハートボタン。告知ページの部数アンケートもこれ。

  • MailForm01

    おたより箱に使用。

  • てがろぐ

    寝言に使用。スキンはskin-minimal

⑦サイトを作る:その他もろもろ

  • ファビコンを設定する
  • RSS配信をする
  • サイトドメインのメールアドレスを作ってメールフォームを機能させる
  • サーチに登録してリンクを貼る

使用プログラム

⑧サイトを公開する

サーバーサービスから一つずつアップロードもできるが、FTPクライアントソフトを使用することで一気にアップロードできるので、それを使用することにした。

使用プログラム

⑨WordPressのこまごましたもの

主にHTMLについて話したが、WordPressのこまごましたことについても話す。

使用プラグイン

  • AddToAny Share Buttons (シェアボタン)


    これ。シェアボタンを設置できる。

  • Classic Editor

    なんか編集するのに便利。

  • Easy Table of Contents


    これ。目次を挿入できる。

  • FooBox Image Lightbox


    これ。画面遷移せず拡大表示できる。

  • まろやかWEB拍手 for WordPress


    これ。画面遷移せずお礼イラスト表示や定型文、メッセージ送信ができる。

  • SEO SIMPLE PACK


    こんな風にTwitterカードを表示できるもの。

  • Simple Author Box


    これ。私はこれをサイドバーウィジェットの先頭に置くことで、スマホから見ると記事を読んだ直後、パソコンからだと右上という見やすい位置にこれが表示されるようになり、それぞれのサイトに飛びやすくなるか?と思って設置した。

  • Simple Blog Card


    こんな風になるやつ。埋め込みできないサイトもこういう感じにできるし、デザインが統一されていい。
    ちなみに、WordPressの記事を普通に埋め込むと以下のようになる。

個人サイト運営日記|微調整編

  • WordPress Popular Posts


    これ。人気記事を表示できる。

  • WP Dark Mode


    これ。ダークモードにできる。

  • Yet Another Related Posts Plugin (YARPP)


    これ。各記事の下に、タグやカテゴリやタイトルから検出された関連記事が記載される。

その他微調整

タグの文字の大きさを統一した


これに関する話。記事数に応じて文字が大きくなったり小さくなったりするのが嫌だったので、文字サイズを調整した。

こうすると全部同じサイズになる。

免責事項を書いた

固定ページ機能を使って免責事項を書いた。


あとはここに書いてある。気になる人は読んでみてください。

個人サイトを作るうえでの心意気

個人サイト、どうにかこうにか作れるものである。しかし、どうにかこうにか作るために、大切なことがある。

わからないことが多いことを受け入れる

わからないことが多い。新しいゲームの説明書を読まずともいくらか操作できていた生活を送っていると、個人的にはやる作業の多さよりこれがきついんじゃないかと思われる。挫折ポイントの根幹である。しかし、やってこなかったことはわからないことが前提だ。これを受け入れて、観念してチャレンジする心意気を持っておく必要がある。

調べる・読む・やってみる

書籍を読む。検索をする。気に入る記事が出るまで検索ワードを変える。読む。やってみる。うまくいかない。もう一度読む。やってみる。このPDCAサイクルをぐるぐるぐるぐる回すこと。たいてい一度ではうまくいかない。HTMLのコマンド入力はもちろん、慣れないうちは検索して目当ての記事を出すのも難しい。とにかくdo do doである。doさんのサイトタイトルの由来が少しうかがえてしまうほど、doだらけの営みである。とにかく、うまくいかないということは何かが間違っているということなので、参考資料を探し、読み、やるということが重要だ。

個人サイト作りをやってよかったこと

新しいことに安価でチャレンジできた

自分語りをすると、ずっと勉強をし続けていて、そういう進路を進んでおり、部活動やサークルなども小学校時代から慣れ親しんだ分野で、絵も物心ついた時からずっと描いており、冗談抜きで15年以上、自動車免許取得以外で「まったくやったことがないこと」にチャレンジしたことがなかった。そして、大人になると何をやるにも金がかかる。新しいことを始めるには、精神的にも金銭的にもハードルが高くなっていく。
その点、個人サイト作りは未知でかつ安価に新しいチャレンジができる。教室へ行くなんて言ったらサーバーレンタル代の比ではないだろう。そういう意味でお得な趣味である。

戦いの中で成長できるが、それが数字に表れない

自分の学びの度合いによって、できることがどんどん増える。私のサイトもとりあえずここを安息地点としているが、アニメーションを追加したり、もっとおしゃれなレイアウトにしたりなど、自分が学べばやれることは増える。
これのいいポイントは、それが数字に即時に表れないことだ。例えば、絵であれば人気のジャンルにはまる、絵がうまくなる、作品を熟読して独自の感性で絵が描けるようになる、などの成長が、結構数字に出がちである。それが張り合いになることもあるが、手段と目的がごっちゃになってしまうこともある。しかし、例えば今、私のサイトでアニメーション機能が実装されたとしても、それが原因でアクセス数が即時に増えることはないだろう。そういう、「どこまでも自己満足」という範囲が保たれており、「たのしいからやるんだ」という範囲で遊ぶことができる

あたたかい反応を大切にできるようになった

個人サイトに来るというのは、意思が必要だ。ログインしたら自動的に作品が流れてくるわけではない。わざわざサーチをめぐり、もしくはブックマークをし、「このサイトに行くぞ」という気持ちがないと来ない。ツイッターのようにアカウントが見られるわけではないのに、より「人」を感じることができる。そしてTwitterに足をのばした時も、いいねを数字ではなく、人として認識できるようになる。いつもありがとう、みんな…。

自身の中の評価軸が増えた

いままでTwitterが評価軸の主軸であったが、そこにもう一つ太い軸として個人サイトが追加された。Twitterはすべてではない。当たり前かもしれないが、理屈として知っていても実感するのは難しい。Twitterで評価されなくても、おもしろがってくれる人がいる、その逆もある。そういうことで、自分のアウトプットを多面的にとらえることができるようになる。

ひとり遊びが上手になってきた

個人サイトは、ひとり遊びに最適な場所である。今まで、amebaからTwitterへと、とにかく、人とつながるSNSをやってきた。私のインターネット生活は、他者とつながるのが前提であり、他者からの反応が欲しくてやるものだった。絵を自分のために描くより、リクエストをもらって描くほうが好きだったし、すごくひとり遊びが苦手だったのだと思う。個人サイトを作ることを通して、「自分が楽しいからやる」という感情を獲得し、絵を描くテンションも変わってきた。自分のために、いろいろやっていくぞ!

個人サイトのススメ

誰も私を見ていないんじゃないか、SNSで簡単にみられるから見てるだけじゃないのか、自分には価値があるのだろうか、そんな風に考えてSNS疲れをしている人がいたら、もしよかったら個人サイトを作ってみてほしい。あなたの作品にたどり着くハードルを少し上げることで、それでも来てくれる人の存在をとても大事に抱きしめられるようになるかもしれない。そして、人の目を気にせず自己開示をできる場所を手に入れることで、自分も大事にできるかもしれない。私は大事にできるようになりました。

個人サイトを持っている方へ

世の中にはたくさんのハウツー記事が存在する。しかし、それぞれの文体が自分に合わないなどで、個人サイト作りに興味がありながらも、一歩を踏み出せない人たちがいるかもしれない。もしよければ、あなたがどうやって、何を参考にして、個人サイトを作ったのか、書いてみるというのはいかがでしょうか。あなたのサイトを好んでみている方は、あなたの文体が性に合っているだろうから、あなたの文体なら、個人サイトの作り方を知ることができるかもしれません。私は、好きな作家さんのハウツー記事がきっかけでした。そんな風に、誰かのきっかけになるかもしれません。

リンクOKです

この記事に関して、誹謗中傷目的でない限り、リンクの規制はありません。個人サイトなので個別記事にリンクを貼ってもいいものか悩む場合があるかもと思って記載します。何かの参考になれば幸いです。

感想・訂正などありましたらweb拍手などからご連絡ください。

こんなサイトができます

以下、私のサイトを貼って、この記事を終わろうと思います。

【宣伝】嘘日記再販しています。

よろしくお願いいたします。

参考資料

 

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